アジア・オセアニア地域のICT業界団体が、スマートシティ構築などで大きな成果を収めた域内の都市を顕彰する「ASOCIO 2019　スマートシティーサミット」がこのほど、タイのバンコクで開催された。今年は、ベトナム中部のダナン市が、スマートシティ化の側面で大きな成果を生んだとして、「スマートシティー賞」を受賞した=写真。

ASOCIOは、ICT技術の振興組織で、1984年に、東京で設立された。アジア太平洋地域の24の国や経済圏が参加しており、加盟企業は1万社以上。全体の売上高は約3500億ドルにのぼる。ダナン市は、2014年以降、スマートシティ構築に向けて継続的に努力を重ねた実績が国際的に評価された。
賞は、観光、文化、農業、歴史、文化遺産、スマートシティの6項目別に、優れた都市を選定する。ダナン市は、スマートシティの構築実績が、高く評価されたという。ベトナム国内の他の地域にも、スマートシティー化の経験や知識を提供でき、今後の発展や情報発信につながると期待されている。