ホアビン水力発電所拡張 来年後半に着工

国内最大規模を誇る北部ホアビン省のホアビン水力発電所拡張工事が2020年の第4四半期からスタートする。2023年の完成を予定している

写真㊤=ホアビン水力発電所(VGP)

工事には、480㍋ワットのタービン2基の増設などが含まれ、総事業費は9兆2000億ドン(約420億円)に上る。

完成後は、年間で4億7900万㌔㍗アワーの発電量を予定。ピーク時の出力は2億6400万㌔㍗アワー増加する。工事は、国内の電力網におけるピーク電力を強化、増水季の放水によるエネルギーを最大限利用することが目的。

タービン増設などにより、安定的で柔軟な電力供給が可能になる。また、設備への負担が軽減され、長寿命化にもつながるという。

同水力発電所は、ソンラ水力発電所に次ぐ国内で2番目の規模を誇る。