ベトナム・中国間の貿易促進を目指した国際見本市がこのほど、ラオカイ省ラオカイ市にあるキムタイン展示センターで開かれた。会期は6日間で、300を超える企業が出展した。

写真㊤=テープカットを行う出席者

見本市は、国の貿易促進プログラムの一環として実施され、ラオカイ省と全国市場を、そしてベトナムと中国市場を結びつけ、交易を活発化させるのが狙いだ。

中国は雲南省、江蘇省、福建省、広東省の企業が205のパビリオンを出展し、ベトナム企業は550のブースを設けた。そのほか、韓国、台湾、タイなどの企業も45のパビリオンを出展した。展示品目は、農林水産品、機械、電子製品、木材、皮革、アパレル、家電、手工芸品や美術品など、幅広い分野から集まった。

ベトナムと中国の国際見本市は、両国とその他の国・地域の投資家や企業の貿易を促進し、協力や親善、相互発展を深めることを目的に、毎年、ラオカイ省と雲南省で交互に開催されている。企業にとっては、自社の製品サービスを宣伝し、投資の促進や市場拡大を進める絶好の機会である。

出展企業は、貿易取引を進めたり、契約を締結したり、また農産品や地元ブランドの販売網について情報を交換したりしたほか、ラオカイ省の観光地や生産施設の視察も行った。