企業民営化資金を都市鉄道建設費に=ハノイ市人民委員長

 ハノイ市のグエン・ドク・チュン人民委員会委員長は1日開かれた国会審議に出席し、同市保有企業の株式会社化と市からの出資の引き揚げで得られる資金11兆ドン(4億7300万ドル)を、今後着工する都市鉄道3号線、5号線の建設資金(総事業費106兆ドン=45億ドル)の一部とする案を提示した。国会の後半審議で正式提案される予定。ネットメディアのVNエクスプレスが報じた。

 資金拠出の対象となるのは、3号線の「ハノイ-ホアンマイ」間8.7キロ、5号線の「バンカオ-ホアラック」間38.4キロ。「ハノイ-ホアンマイ」間はドンダー区中心部と南部ホアンマイ区を結び、大半は地下鉄となる。2022年に着工し、28年完成を見込む。建設費は40兆ドン(17億ドル)の見込み。「バンカオ-ホアラック」間はバディン区中心部とホアラックを結ぶ。25年完成予定で、建設費は66兆ドン(28億ドル)と見込まれている。
 国会の財政予算委員会は市の提案を支持する意向だが、現行規制との整合性などを精査するよう政府に促している。
 ハノイ市は都市鉄道8路線、総延長318キロの建設を計画しており、第1弾となる2A号線「カトリン-ハドン」間は安全性審査の最終段階にある。また、3号線「ニョン-ハノイ駅」間は今年後半に試験運転の予定。(時事)