ロンアン国際港一期完成 7万㌧級の3埠頭整備

建材・不動産大手のドンタムグループはこのほど、ロンアン省カンジュオク県タンラップ村で、ロンアン国際港の1期工事の完成式を行った=写真=。式典に合わせて同日、2期工事に着工した。

工事は147㌶の敷地を3期に分けて整備する。総工費は10兆ドン(約450億円)。積載重量7万㌧クラスの船舶を受け入れ可能な7つの埠頭を整備する。うち40万平方㍍は、農産物や鉄、肥料などメコンデルタ地方から輸送される貨物を保管する倉庫エリアとなる。

昨年、同港には積載重量5万㌧級を含む1000隻近い船舶と、100万㌧の貨物が出入港した。同港は、地域の交通渋滞解消や輸送コスト削減への効果も期待されている。

現在、総延長630㍍の3埠頭の工事が完成。今年中には4、5番埠頭が完成し、21年に運用開始の予定。現在、残る2埠頭建設の法的な手続きが進められている。同港は、最終的には9埠頭を備え、ベトナム最長の総延長2368㍍の国際港となる見込みだ。