ニャチャンで食品安全ウィーク開催=ツバメの巣、コーヒーなど並ぶ

ベトナム各地の農産品や特産品を集めた「食品安全ウィーク2020」が10月16日から3日間、カインホア省ニャチャン市のスーパーマーケット「ビッグC ニャチャン」で開かれた。

写真㊤=食品安全ウィークの開幕式(VNA)

ビッグCを運営するベトナムのセントラル・リテール社と農業貿易促進センターが共同で開催した。30を超えるパビリオンでは、クアンナム、ランソン、バクザン、ラムドン、ダクラク、クアンビン、アンザン、カインホアの各省の農産品などが出品。カインホアのツバメの巣、ダクラクのコーヒー、ダラットの野菜やフルーツ、ラムドンのはちみつ、タイビンのウーロン茶といった、地域の特産品もショーケースに並んだ。

農業貿易促進センターのホアン・ヴァン・ズ副センター長は、「このイベントは、全国各地の特産品を消費者に楽しんでもらうとともに、市場を拡大する機会にもなっている」と話す。

加えて、この食品安全ウィークは、新型コロナウイルスの影響を受けて、農業企業や協同組合の生産拡大や国内市場向けの販促を支援する狙いもある。ズ氏は、「イベントは、農産品をビッグCのチェーン店に持ち込むチャンスでもあり、『ベトナム人はベトナム製品を好んで使う』キャンペーンにも対応した取り組みだ」と語った。