(VEN) 航空会社や国防、宇宙、医療機器用の電子部品を委託製造するスパートトロニクスLLCはこのほど、ビンズオン省のナムタンウイェン工業団地の一角で新工場の着工式を行った。先端分野での商品製造を拡大する。

ナムタンウイェン工業団地はホーチミンの北東約30㌔に位置し、主要な空港や港へのアクセスも良い。新工場は2022年3月完成予定で、完成後は同省内にある現在の拠点から移転する。敷地面積は現在の4倍に当たる27万平方㍍で屋上には太陽光発電を備える。

同社のポール・フレイポントCEO(最高経営責任者)は、「ベトナムは受注も多く、社の成長戦略においても重要な場所だ。新工場建設は、品質や顧客満足度の向上につながるだろう」と話す。ダン・チャン副社長も、「新しいロケーションが、新たな成長を生むことを期待している」と話した。

同社は、アジア・ベスト・ワークプレイス賞やアジア・パシフィック・ベスト・エンタープライズ賞などを受賞するなど、業務内容や顧客満足度において高い評価を得ている。