クアンニン省の観光が新型コロナウィルス(COVID-19)流行から約2年ぶりに、再び活気が戻って来た。特に、同省のナイトタイムエコノミー(夜間経済)が注目を集めている。

クアンニン省の魅力的な観光サービスと言えば、「ナイトクルーズストリート」が有名だ。ハロン国際港の停留施設に沿って点在している。

ナイトストリートの営業時間は毎日午後5時から午後11時まで、4、5つ星クラスの観光船約30隻が参加している。クルーズはハロン国際港から出発し、4時間をかけてサンホイール、バイチャイ橋、バイトー山等の有名な観光スポットを巡る。観光客は、街の夜の景色を十分に楽しむことができる。

新形コロナウィルスの感染がコントロールされている現在、このクルーズは、観光客を呼び込む新たな観光での活動になっている。ピークシーズンに入る際の陸上レストランの負担を減らし、将来的かつ持続可能なビジネスモデルになると期待されている。また、ハロン湾のクルーズの能力を最適化し、観光船に対する季節変動の影響を抑えることも可能だ。

さらに、ハロン市はバイチャイ歩行者天国を再開し、観光客を誘致し、特に週末には多くの人が訪れている。レストラン、飲食店、娯楽サービスは活気にあふれ、中でも、海鮮料理やハロンの名物料理は多くの観光客に人気だ。

同省もサンカーニバルスクエアにある歩行者天国やフードストリートを再開、ユニークなエンターテインメント空間の提供により多くの観光客を呼び寄せている。観光客は様々な地方の名物料理に加えて、魅力的なミュージック・フェスティバルを楽しめる、散歩をしながら海の香りに包まれた涼しい夜間の景色を観賞することもできる。

ナイトスポットを新しい観光形態として開始したことで、クアンニン省は観光客により多様で新しい観光体験を提供し、人々を魅了している。これらは、拡充の余地が十分にあるナイトエコノミーの活用を図っている。その一方、ナイトエコノミーを発展させるためには、発展促進に関する政策や厳格且つタイムリーで実用的な管理対策が不可欠になる。

同省のファム・ゴック・トゥイー観光局長はナイトエコノミーの発展は、観光の発展及び誘致のための必然的な傾向だ、と述べている。