ギソンの石油精製施設着工 タインホア省の機会と挑戦

タインホア省ギソン経済区で着工した石油精製施設は、ベトナムにとって国家的な重要プロジェクトだ。タインホア省は、このプロジェクトのため2000ヘクタールの土地を用意した。広大な土地の開放は同省の人々と同省人民委員会の努力による。

着工日(10月23日)以降、同省ではさまざまな機会が増えた。試算では工事に伴い約2万人の労働者がギソン経済区での仕事に従事すると見られている。海外から訪れる専門家も約4000人に上ると予想される。

これほどの大規模なプロジェクトの始動に際して、ギソンの治安を守ることや宿泊施設、学校、幼稚園などの確保、衛生問題への対応、食料の供給などが整わないと、プロジェクトの進捗に影響を及ぼす。これは、同省にとって大きなチャレンジと言えるだろう。

起工式に出席したグエン・タン・ズン首相は建設工事は正式に始まったばかりであり、プロジェクトに関わる全ての投資家と関係する省庁、パートナーへの協力を呼びかけた。ベトナムのガソリンの需要の40%以上をまかなう石油精製施設の建設という巨大プロジェクトに対して、関係者とタインホア省は、工事の進捗に関する目標を達成するため、努力することが必要だ。