特別な秋 バクザン省のクオンタン湖

ライチの丘が伸びて行く、澄んだ青い空、湖の青さが刻まれる。クオンタン湖(バクザン省)は特別な秋を迎えている。何千本もの松の木々が美しさを誇る。

首都・ハノイから北東に約100 km、バクザン市から約50kmに位置するクオンタン湖は、松と藍の森に囲まれた広さ約150ヘクタールのリュクガン地区にある。湖には5つの小さな島があり、そのすべてに樹齢約40年の松の木が植えられている。クオンタン湖観光エリアの面積は約800ヘクタール、うち300ヘクタールが自然林、500ヘクタールが人工林と再生林、草原だ。

秋は、広大な松林を吹き抜ける風の音、野鳥のさえずりだけが聞こえるのどかな空間が広がる。湖面に映る木々の葉、黄金色の太陽に照らされた葉一枚一枚の美しさは、訪れた人々を無力にさせてしまう。

秋にクオンタン湖を訪れる旅行者は、自然を満喫しながら、穏やかさの中で、日々の問題を忘れることができる。多くの人々にとって人気のキャンプ、ピクニックの候補地であり、リラックスできる場所になるだろう。

ボートに乗り、湖の広大さと静寂を感じながら、雲と山々を眺めることもできる。また、湖畔の遊歩道を巡れば、広々とした森の緑、空の青さも実感できるだろう。