バックカンでのキャンプ 若者たちの新しいトレンド

キャンプ、ピクニック…近年、アウトドアがブームだ。若者たちに支持され、トレンドにもなっている。自然を愛し、平和な美しさを求める観光客にとっても、バックカン省のキャンプ場は間違いなく興味深い体験をもたらしてくれるだろう。

写真㊤=緑色のサム・チエム草原

サム・チエム草原は省都・バックカン市の中心部から約30 km離れた集落にある。あまり有名ではないかもしれないが、青々とした緑が広がるこの美しい丘は、バックパッカーたちには、自然と調和した週末を楽しめる場所として広く知られている。

サム・チエムへの道は、山岳地帯の急な坂道をいくつも横切らなくてはならい。熟練のドライバーがいれば安心だろう。

草原に到着すると丘から丘へ続く広大な緑を眺めることが出来る。広大な芝生の間には森が点在し、遠くには放牧された牛の群れが見える。絵画のように美しく、平和な風景だ。

美しい緑の景色に加えて、サム・チエムの平均気温は涼しく、快適に過ごせる。アウトドアでの活動や自然を楽しむのに適している。

ここを訪れる若者や観光客は新鮮な空気と魅力な大空間の中で家族や友人との談笑を楽しみながらゆったりと過ごし、テントで目覚めの良い朝を迎えることが出来るだろう。忘れられない体験が待っている。

キャンプには十分な装備と準備が必要だ。1~2日のキャンプでは水は欠かせない。緊急時に使用する一般的な薬もいくつか用意する必要がある。「キャンプの経験がない」という人は、人里離れた場所を選ばず、移動しやすく、電話などの電波が届く場所をキャンプ地に選ぶのが良い。

バックカンでは夜間の気温がかなり低くなることがある。上着や帽子、靴下、手袋などの用意をお薦めしたい。また、手早く安全にテントが張れるように日中の明るい間にテントを設置し、装備を整えるのが良い。日帰り旅行も良いが、バックカンでは美しい自然に浸りながら「1000星ホテル」で一夜を過ごす気分をぜひ、味わってほしい。