高原の里に咲く白い梅の花、ラオカイ省

太陽暦の2月初旬、ラオカイ省バックハでは高原の梅が一斉に咲き誇り「白い高原」となる。美しくてチャーミングな「梅の王国」のシーズンは、各地で祭りが開始される時期でもあり、国内外の観光客にとっては、絶好の観光シーズンだ。

バックハ地区人民委員会によると、2023年のテーマは「高原の色」。観光客に数々の魅力的な体験をしてもらい、バックハの美しさを発見する機会を提供したい、という。

バックハの「白い高原」だけでなく、ナカの梅の谷(モクチャウ、ソンラ)も「春の色」を発見しようとする人々にとって魅力的な観光地だ。春の美しい国に迷い込んだような梅の花の絨毯に目を奪われることだろう。

ハジャンの高原では真っ赤な梅が咲いている。特産品の梅は実が小さいが甘く、大勢の観光客が立ち寄る人気の観光スポットだ。


梅の花の季節には、海外からも観光客が訪れる

梅の花が咲く季節は、高原で伝統的な祭りが開催される時期でもある。観光客にとっては文化的な祭りに接し、興味深い経験をする機会になる。タイ族の祭、モン族のガウタオ祭、ダオ族の火の祭などの祭りはもちろん、高原の人々が披露する歌や舞踊、心地よい音楽は多くの観光客を魅了している。


梅が咲く季節の旅では、高原の人々のお祭りに接することもできる

村では、少数民族がホームステイも行っていて、梅の花の季節の美しさを求める観光客の要望に応えている。地元の人たちの家での滞在はとてもフレンドリーで、興味深い経験になるだろう。住民たちの優しい心配りは、居心地が良くてリラックスできる空間を提供してくれる。五色のもち米や焼き魚、アヒルやタケノコなどを使ったおいしい料理も楽しめる。

梅の花の季節の旅は、ベトナムの田舎の美しさを体験する絶好の機会と言えるだろう。