国家指導者ら党大会開幕前にホーチミン廟を表敬 大会準備も完了

第12回ベトナム共産党大会の開幕に先立って、20日、党幹部らがハノイ市内にあるホーチミン廟を表敬訪問し、花輪を捧げた。また、プレスセンタ―開設などの大会準備も整った。

写真㊤=ホーチミン廟に花を掲げるベトナムの国家指導者ら
ホーチミン廟を訪れたのはグエン・フー・チョン書記長とチュオン・タン・サン国家主席、グエン・タン・ズン首相、グエン・シン・フン国会議長のほか、政治局員や党事務局幹部など。国家を解放し、ベトナム共産党を立ち上げたホー・チ・ミン国家主席に尊敬と感謝の念を伝えた後、一行は戦没者慰霊碑にも花を捧げた。

第12回ベトナム共産党大会はハノイで20日から28日の日程で開かれ、より強固で堅実な党の構築を目指して議論が行われる。今回は30年にわたる改革路線の成果などを検証するほか、近代工業国家としてのベトナムの地位を固めるための方針などを議題とする。

会場や周辺の準備も着々と進められ、完了した。

中央委員会事務局メンバーであるレ・ホン・アイン氏は、党大会準備委員会の委員長もつとめ、会場や周辺などの最終チェックを余念なく行った。特にセキュリティなどの面での打ち合わせを入念に行い、最後まで仕事を全うするよう各部局に指示を出した。

今大会の報道担当者によると、今大会は、全国450万人の党員を代表して1510人の評議員が参加する予定だという。中央委員会メンバーなどが197人(12.05%)、地方自治体選出のメンバーが 1300人(86.09%)、代表指名者が13人(0.86%)という構成となる。

ハノイ市内には、この一大イベントを伝える報道陣のために、170台のコンピューターが設置された1000平方メートルの広さのプレスセンターが用意された。これまでにベトナム国内から約600人の記者やレポーター、関連技術者らが取材のために登録。海外からも20の報道機関の記者ら118人が党大会の取材に当たる予定だという。


プレスセンターではさっそく記者会見が始まった