「総選挙準備は、ほぼ完了」内務副大臣が発表

5月22日に行われる予定の総選挙の準備が、「全国的にほぼ完了した」と、チャン・アイン・トゥアン内務副大臣が19日までに発表した。この選挙では、2016年から2021年までが任期となる第14期国会議員と省・地区・町村など各レベルの人民評議会構成員が選択される。

写真㊤=掲示された総選挙の候補者リストを見る有権者ら(トゥアティエン=フエ省フオン・チャ地区で)
トゥアン副大臣は、63省で省ごとの選挙委員会が設立されたのをはじめ、地区レベルで712、町村レベルで11162の選挙委員会も立ち上げられたと説明した。また、国会議員選挙向けの評議会が184、省単位では1096、地区では6721、町村レベルで79988の評議会が設置された。

トゥアン副大臣は、「工業団地などで働く出稼ぎ労働者から、犯罪に関与したとして告発されている者、各少数民族の人々まであらゆる人がもれなく投票できるよう、各地方当局が対応している」と述べた。当局は候補者に対する苦情やクレームなどの対応にもあたっているという。

地方の選挙委員会と軍は、不慮の事態に対応するための計画を考案。反政府団体などによるサボタージュ計画などを未然に防ぐために手を打つとともに、犯罪の取り締まりに乗り出しているとも説明した。

国の選挙評議会の決議によると、国会議員選挙のための選挙区は184。新しい議会は、870人にのぼる候補者から選出された500人の議員で構成されることになる。

一方、省人民評議会では、3918の議席を6528人の候補者が競うこととなる。地区レベルでは41777人の候補者から24993人、町村レベルでは497312人の候補者から294055人が、それぞれ選出される。