外国人観光客の誘致加速へ 政府定例会議でフック首相が指導

ハノイ市で8月30日に開かれた8月政府定例会議で、グエン・スアン・フック首相は、海外からの観光客誘致を加速させ、さらに観光の促進やPRに力を入れていくよう関係する各省に指導した。

会議では、マイ・ティエン・ズン政府官房長官が、8月のベトナムの観光市場について報告。8月の訪越外国人観光客数は、前月より18.5%増えて、過去最大となる約123万人に達したという。前年同期比では、35.1%の増加だった。

また、2017年の1~8月の外国人観光客の総数が約847万人で、前年同期比29.7%増だったことも明らかにした。

一方で首相は、観光業界や関連するサービス業に対し、「国内旅行の市場開拓を重視すると同時に、海外からの観光客の成長も安定的に維持する必要がある」と観光業界の理解と協力を求めた。

また、2017年はベトナム・ダナン市でAPEC首脳会議もあるため、今年の海外からの観光客数である1300万~1500万人の観光客誘致を目標にするとした。