フック首相、物価上昇抑制へ対応継続=米中貿易戦争の影響を懸念

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、先ごろハノイで開かれた政府の定例会議で、物価安定を引き続き重点課題と位置付け、過度の上昇の抑制に努める考えを表明した。7月の消費者物価指数(CPI)は、先月に比べわずかに下落したものの、懸念要因は依然として残っているとして、必要に応じて適切に対応するよう関係省庁・機関に指示した。国営ベトナム通信(VNA)が報じた。

 フック首相は、CPI上昇率を年4%以下に抑える目標の達成を目指す姿勢を示した。ただし、それには多くの課題があると指摘し、さらなる措置が必要だと強調した。具体的な懸念材料としては、世界的な政策金利の上昇、外国為替市場でのドン安、日用品の値上がり、中でも米国と中国の「貿易戦争」の影響で物価上昇圧力が増す恐れがある点を挙げた。
 首相は一方、ベトナムの北・中部で複数回にわたって洪水に見舞われていることなどにも言及し、対策を命じた。(ハノイ時事)