グエン・フー・チョン書記長、全会一致で国家主席に推薦

ベトナム共産党の第12期中央委員会第8回総会(8中総)は、グエン・フー・チョン共産党書記長を、全会一致で国家主席の後任候補に決定した。第14期国会の第6回会議での承認を経て、正式に国家主席を兼任することになる。

第12期中央委員会第8回総会に出席したグエン・フー・チョン書記長(写真中央)

決定は、8中総2日目の10月3日に行なわれた。総会には、176人の中央委員正式メンバーと20人の代理人などを含む、政府や国家関係者総勢223人が参加した。

この日午前、党中央委員会では、ベトナムの現在の社会経済状況について報告が行なわれたほか、政府予算の実行などとともに、2019年度の計画などが話し合われていた。9月21日に死去したチャン・ダイ・クアン国家主席の後任などの人事案件は、午後から話し合いが行なわれた。

党中央委員会は、チョン書記長の国家主席兼任の人事とあわせて、ボー・タイ・グエン氏とチャン・ズック・タン氏の2人を、新たに査察委員として選出した。

8中総は6日に閉幕する。