宇宙開発事業への全面支援を約束=超小型衛星打ち上げでフック首相

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は21日、超小型衛星「マイクロドラゴン」の製造および打ち上げに携わった技術者らとハノイ市で会合を持ち、宇宙開発への全面的な支援を約束した。ベトナム・ニュース(電子版)などが伝えた。

 会合で報告されたところによると、マイクロドラゴンは今月18日に日本の固体燃料ロケット「イプシロン」によって打ち上げられ、その後、正常に動作していることが確認された。これは、「地球観測衛星による災害監視・気候変動対策事業」の一部であり、海中の水質を測定して漁業・養殖業に役立てることを目的としている。
 マイクロドラゴンは、日本の専門家の支援を受け、国立宇宙センターの36人のベトナム人技術者が開発。すべてのエンジニアが2013年から17年にかけて日本の大学で宇宙技術を学んだ。フック首相は、同事業における日本の政府、研究機関、大学の支援を称賛する一方、この成功は科学技術省、ベトナム科学技術アカデミー、ベトナム国立宇宙センターの努力の成果だと指摘した。
 また、ベトナム人技術者が重量50キロ未満の衛星を製造したことに喜びを表明。その上でこの結果はベトナムの衛星設計・製造能力を確認するものであるとともに、デジタル技術の時代におけるベトナムの宇宙空間の主権を確立するものだと付け加えた。(時事)