フック首相、ペトロベトナム社長の辞任を承認=海外油田開発の損失で

 【ハノイ時事】ベトナムのオンラインメディアVNエクスプレスは18日、グエン・スアン・フック首相と政府の国家資本管理委員会が同国の資源最大手、国営企業ペトロベトナムのグエン・ブー・チュオン・ソン社長の辞任を承認したと伝えた。同社が南米ベネズエラで行った油田開発で巨額の損失を計上した疑いがあるとして、先ごろ公安省が捜査に着手し、ソン社長は辞意を表明していた。

 ソン氏は2009年、ペトロベトナム傘下のペトロベトナム探査・採掘総合会社(PVEP)社長に就任。同社は10年以降、ベネズエラの国営企業と組んで油田開発に取り組んできた。しかし、ベネズエラの経済情勢悪化などで事業は進まず、13年に当時のグエン・タン・ズン首相が投資の中断を指示した。損失の責任に加え、不透明な資金の流れをめぐって汚職の可能性も指摘されている。
 ソン氏は1987年以来、資源分野に従事。PVEP社長からペトロベトナム副社長に転じ、16年3月から社長を務めてきた。