最高指導者に体調不良説=誕生日に急変か

 【ハノイ時事】ベトナムの最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長兼国家主席の体調不良説が拡散している。75歳の誕生日だった今月14日、訪問先の同国南部で変調に見舞われたもようだ。早期に復帰できない場合、権力構造の変化につながりかねないとして、内外の関係者は状況を注視している。

 チョン氏は、2011年1月の第11回党大会で序列1位の書記長に就任。チャン・ダイ・クアン前国家主席の昨年9月の死去を受け、同10月から序列2位の国家主席を兼務している。ここ数年、汚職追及を推進して体制の引き締めを図ってきた。

 複数の関係者によれば、チョン氏は南部キエンザン省で体調が悪化。ホーチミンの病院で治療を受け、16日に首都ハノイへ戻った。英BBC放送(電子版・ベトナム語)は、脳血管系疾患を発症し、回復しつつあるものの片手が自由にならないようだとする海外の専門家の見方を伝えている。