ベトナム最高指導者、姿見せず=元国家主席の国葬

 【ハノイ時事】先月22日死去したベトナムのレ・ドク・アイン元国家主席の国葬が3日、首都ハノイで執り行われた。共産党指導部メンバーや政府、軍の高官らが参列する中で、最高指導者グエン・フー・チョン書記長兼国家主席は姿を見せなかった。体調不良が理由とみられる。

 チョン氏は先月中旬以降、会議への出席や視察などの活動が報告されていない。不在が長引いた場合、党・国政運営への影響を避けるため、指導部内で異動や職務の見直しが検討される可能性が高い。
 チョン氏をめぐっては、脳血管系疾患を発症したなどのうわさが流れたのを受け、外務省報道官が先月25日、激務と猛暑で体調を崩したと説明。「間もなく復帰する」との見通しを示していた。
 その後、アイン氏の国葬の日程が決まり、葬儀委員長を務めるチョン氏の動静が注目されていた。葬儀委員長の欠席は異例だ。