10中総、いまだ開かれず=最高指導者の体調が影響か

【ハノイ時事】ベトナム共産党の第12期中央委員会第10回総会(10中総)の開催が遅れている。共産党による一党支配体制のベトナムでは通常、5月と10月に中央委員会総会で当面の重要課題を協議、決議し、それを受けて国会が開かれる。第14期国会第7回会議の日程が今月20日から来月14日までと公表されているにもかかわらず、開会日の一週間前になっても中央委員会総会が行われないのは異例だ。

 ベトナムの最高指導者グエン・フー・チョン書記長兼国家主席は4月中旬以降、体調を崩して公の場に現れていない。南部キエンザン省を訪問中に脳血管系疾患を発症したとの見方が有力視される。今月3日のレ・ドク・アイン元国家主席の国葬にも参列しなかったため、健康状態は深刻との観測も出回っている。10中総が遅れているのは、チョン氏の体調が関係している可能性が大きい。
 10中総については一時、13日から3日間とする日程が浮上していた。