国会にハノイ-ハイフォン高速道建設費4兆ドンの承認要請

 ベトナム政府は国会に対し、ハノイ-ハイフォン高速道路建設事業費の支払いとして4兆ドン(1億7100万ドル)の支出承認を求めている。オンラインメディアのVNエクスプレスが報じた。

 同事業は2016~20年の国家公共投資計画の一環で、重要プロジェクトのひとつ。BOT(建設・運営・譲渡)契約方式で工事が行われ、15年に完成した。総工費は45兆ドン(20億ドル)。

 政府はこのうち30~50%の13兆~22兆ドンを負担し、残りは投資家企業であるベトナムインフラ開発・金融投資総合会社(VIDIFI)が出資。VIDIFIは高速道路の通行料金を徴収し、投資回収に向けることになっていた。

 しかし、政府は予算が不足しているとして、事業が完工した後に路線周辺の都市部や産業地帯の土地を貸し出し、徴収した料金で約束した金額を支払うと申し出た。また、VIDIFIに対し、用地開拓費に4兆ドン、市のザーラム行政区に土地使用代4兆7000億ドンを負担するとともに、VIDIFIが韓国とドイツの銀行から借り入れた3億ドルを肩代わりすることにもなっている。

 VIDIFIは最近出した声明で、政府からの支払いは一度もなく、昨年時点で融資利息は8000億ドン超に膨れ上がったとし、「政府の支払いがなければ破産申請をしなくてはならない」と訴えた。(時事)