持続可能で安全な農業開発への投資促す=フック首相、決議に署名

 ベトナム政府サイトによると、グエン・スアン・フック首相はこのほど、企業に持続可能で安全な農業開発への投資を促す措置に関する決議に署名した。ベトナム農業部門の、特に土地や人的資源の豊富な可能性の活用を目的としている。

 政府は、農業部門で投資や事業を行う企業の数を2030年までに8万~10万社に増やすことを計画しており、このうち、3000~4000社を大企業と想定している。また、農業、林業、水産養殖業の成長率が年3%を維持するという目標も設定。農業、林業、水産養殖の輸出額の伸びは年6~8%と見込んでいる。これらの目標達成のため、政府は今後、関連する行政手続きの改善、組織改革、農業分野における事業条件に関連した障壁の削減に取り組む。
 政府は16年以降、ハイテクを用いた清潔な有機農業の発展に特別な関心を払ってきた。フック首相は数多くの農業開発会議に出席し、ハナム省やハイフォン市、ビンフオック省でハイテク農業モデルの視察を重ねた。昨年7月には、農業への投資推進策を探る全国会議を主催し、ベトナムを有数の農産物輸出国にするための連携を呼び掛けた。
 近年、ベトナム農業部門は安定成長を維持し、東南アジアで2位、世界で15番目の農産物輸出国となった。10種類以上の農産物が年間輸出額10億ドルを超える。こうした成果は、農業への投資を促進するための一連の政策によるものだ。
 農業企業は現在、大規模でハイテクな農産物生産チェーンの開発推進をけん引する役割を果たしており、ベトナム農産物の競争力向上につながっている。(時事)