公共投資の執行促進、事業環境改善など指示=財政・予算関係会議-ベトナム首相

 ベトナム政府は先頃、2019年の財政・予算状況を検証するとともに、20年に向けた課題を設定する会議を開いた。この中でグエン・スアン・フック首相は、歳入確保に向けた中央・地方政府の取り組みを評価する一方で、公共投資執行の遅れを改めて指摘し、執行促進を求めた。ベトナム・ニュース紙(電子版)が伝えた。

 会議で首相は公共投資の執行率に言及し、国会が設定した計画に対する執行率は17、18、19年にそれぞれ81.8%、75.8%、73.5%だったとし、財務省が計画投資省と密接に連携して執行率を高めるよう指示した。また、国有企業の事業再編、株式会社化、政府出資引き揚げへの障害を取り除くよう要請。さらに、東南アジア諸国連合(ASEAN)上位の事業環境構築を目指し、各種改革の継続を求めた。
 会議では、ディン・ティエン・ズン財務相が20年の歳入目標について、国会設定目標に比べ3%高い額を目指す考えを表明した。一方財務相は、国内総生産(GDP)に対し財政赤字は3.44%、公的債務は54.3%、政府債務は48.5%未満、対外債務は45.5%未満に、それぞれとどめるよう努める考えを示した。
 財務省によると、19年の歳入は1550兆ドン(669億ドル)余りで、年間計画を9.79%上回り、前年比では8.7%増だった。(時事)