テト賞与の大幅アップには慎重姿勢=19年の好業績でも―ベトナム銀行各行

 【ハノイ時事】オンラインメディアのVNエクスプレスによると、ベトナムの銀行各行は2019年業績が好調な内容になったものの、テト(旧正月)休暇のボーナス(賞与)の支払いには慎重な構えを崩していない。サイゴン商信商業銀行(サコムバンク)の幹部は、「テト賞与の査定手続きはまだ終わっていないが、毎年個人の成果を基に支給している」と説明。「今年は19年より多くなるが、それほど大幅ではない」との見通しを明らかにした。

 ベトナム工商銀行(ヴィエティンバンク)の幹部は、「今年の(テト)賞与は、目標などを達成した行員の士気を高めることも考慮する」と指摘。平均支給額は前年を上回るが、大きく増えるわけではないと語った。ベトナム外商銀行(ベトコムバンク)の幹部も、昨年は好業績だったが、テト賞与で積極的になりすぎることはできないと述べた。
 ベトナム国家銀行(中央銀行、SBV)のダオ・ミン・トゥー副総裁はホーチミン市での会合で、幾つかの銀行は19年に非常に収益性が高まり、目標を上回る業績になったことを明らかにした。ただ、各行は、事業の再構築や金融能力の向上のために利益を確保する必要があり、賞与や配当で大盤振る舞いすることはできないとの見方を示した。