新型コロナ対応で日本に支援要請=3億~5億ドル規模

 【ハノイ時事】新型コロナウイルスによる経済などへの影響に対処するため、ベトナム政府が日本に対して3億~5億ドル規模の資金支援を求めている。ハノイ・タイムズ紙(電子版)が2日、ディン・ティエン・ズン財務相の発言として報じた。

 国際協力機構(JICA)は世界銀行と連携し、融資の形式など支援政策の枠組みを固めるための作業を進めている。ベトナム側は、財務省と関係省庁が政策の実現可能性を検証しているという。
 ズン財務相は「経済、貿易、投資をはじめとしたすべての分野で日本はベトナムの包括的な戦略パートナーだ」と語った。2019年時点で日本のベトナムへの投資は、韓国に次ぐ2番目の規模。良好な貿易関係も築いている。日本の政府開発援助(ODA)は推定240億ドルで、ベトナムの借り入れ全体の26.4%を占めている。
 ズン財務相によれば、日本からの資金は運輸、エネルギー、医療、教育などさまざまな分野で活用され、ベトナムの経済発展と国民の生活向上に大きく貢献しているという。