国際線再開の検討候補に東京など=過去30日以上の感染者ゼロも条件

 【ハノイ時事】ベトナム政府が再開を検討している国際線の航空便運航の候補地に東京、ソウル、中国・広州市などが上がっている。台湾、ラオスも候補地に取りざたされており、外務省、保健省、運輸省が協議し、運航再開を認める国・地域のリストや選定基準をまとめる。新型コロナウイルスの新規感染者が過去30日以上発生していないことなどが、運航再開の条件になる方向だ。

 オンラインメディアのVNエクスプレスなどによると、グエン・スアン・フック首相は新型コロナの対策委員会に対し、過去30日以上新規感染者が確認されていない安全な国・地域のリストを策定するよう指示した。「(国際線の再開に伴って)入国する人に対する隔離措置の指針も必要だ」と語った。
 ベトナムは3月下旬、外国人の入国を原則禁止した。現在は、外交官、外国人専門家らを対象に入国後14日間の隔離措置を求めつつ、入国を限定的に認めている。また国際線の運航はほぼ停止したままで、実際の入国へのハードルは高い。
 日本政府はベトナムなどとの間で新型コロナに絡んだ出入国制限の緩和に向けた協議の開始で一致した。ベトナムには日系企業が多数進出しているほか、さまざまなプロジェクトに関わる日本人も少なくない。一方で、ベトナムから日本には多くの技能実習生らが渡航している。人的資源でのつながりが深まっており、安全性を確保しつつ、人の往来が再開することを期待する声は強い。