環境保護税を固定 燃料価格安定に向け

国会は、ガソリンなど石油製品に対する環境保護税を今年末まで固定する政令を制定した。国内市場の燃料価格を安定させ、インフレを抑制することが目的。ガソリンは1㍑当たり2000ドン(約11円)、航空機のジェット燃料は同1000ドン(約5.5円)に据え置かれる。

写真㊤=給油のため、ガソリンスタンドを訪れるバイクの行列

ベトナムでは昨年、世界的な原油価格の上昇と供給不足を受けてガソリンなどの価格が急騰。ガソリンは一時、1㍑あたり 30000ドン(165円)に達した。その後は同約2万3000ドン(約126円)まで下落したが、業界やエコノミストからは、環境保護税の廃止や安定供給を求める声が高まっていた。