適正価格が、不動産市場を救う 建設省が不動産市況発表  小面積アパートと建売の取引が盛んに

発表によると、都心部では不動産の価格が引き続き下落方向で、取引はまだ少ない。一方、小面積のアパートと、建売の取引が盛んになりつつある。

一例を挙げると、ザラム(ハノイ)にあるダンサアーバンエリアでは投資家が47~69平方㍍の144件の販売を開始した。平均単価は1380万ドン/平方㍍(VAT含め)。今年5月初めには118件が販売され、アパートの80%を占めた。

リーズナブルな価格のプロジェクトとしては、他にVP5リンダム、CT11キムバン、キムル、ダイタンプロジェクト、Ehome4プロジェクト(ホーチミン)なども注目されている。高級なアパートや戸建てはあまり変動がない。

ハノイ市場で、投資家は住宅価格を下げるため未完成の住宅という製品を出して注目された。結果として、2000万ドン以下/平方㍍もしくは、2000万ドン以上/平方㍍などの取引は何とか回復した。

ホアビングリーンシティプロジェクトは単価が2000~2250万ドン/平方㍍、ハドパークビュ(ツリェム)のは2250万ドン/平方㍍、CT3Bコ・ヌェが最低単価2300万ドン/平方㍍、リムダムレィンボゥが1850万ドン/平方㍍、ディンコンSky Gardenは1700万ドン/平方㍍から。

別荘の単価は下がってきたが、人気は今ひとつ。ハノイ西方向にあるプロジェクトの価格も昨年末比で5~10%下がった。

ホーチミンの単価が低いプロジェクトの取引は昨年末比で増えてきた。不動産レポートによると10億ドン以下の住宅購入を検討する人が多くなってきた。

建設省によると、2013年第2期にはホーチミンで住宅単価レートが前期比で微増。販売件数が1%増、前年同期比2%増えた。

政府第2号議決と30兆ドンの支援のおかげで不動産市場は何とか改善され、不動産市場への信頼は回復されている。