ハノイとラオカイを結ぶ高速道路開通

5年がかりで工事が進められていたベトナムの首都・ハノイとラオカイ省を結ぶハノイ-ラオカイ高速道路(245キロ)が完成し、9月21日、グエン・タン・ズン首相、交通運輸省の関係者らが出席して開通記念式典が行われた。

ハノイ-ラオカイ間は、これまで車で約7時間かかっていたが、同高速道路の完成で半分の約3時間半に短縮される。

ベトナムで最大規模の高速道路プロジェクトの一つで、今回、完成したのは「フェーズ1」。ハノイ、ビンフック省、フート省、イエンバイ省、ラオカイ省を結ぶ。この道路のルートは社会の発展、経済の発展にとって重要な意味がある、とされ、ベトナム北西部だけでなく、中国やラオス、カンボジア、タイ、ミャンマーなどのASEAN(東南アジア諸国連合)の国々との経済交流の面でも役割が期待されている。

開通記念式典で、ズン首相はハノイとラオカイを結ぶこの高速道路は現時点においては、ベトナムで最大規模の道路であると述べ、「(この道路は)社会と安全、経済の発展にとって特別な意味を持っている」と強調した。