東南アジアと米国本土をつなぐアジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)の海底ケーブルが、1月5日朝、ベトナム南部のバリア・ブンタウ沖で切断した。これにより、ベトナムと海外とのインターネット接続が影響を受け、通信量が約40%落ちているという。復旧には約2週間かかるとみられる。
切断の原因は、サメに噛まれたこととみられる。
同ケーブルは、昨年も3回、切断するトラブルがあり、その際は香港付近の海で遮断されたため、接続不良などの被害が複数の国で生じた。
インターネット接続に悪影響が出ているため、全力で復旧が進められている。ベトナム国内大手のインターネット供給会社が軒並み影響を受けており、FPT情報通信とベトナム郵政通信グループ(VNPT)は接続が遅くなるなどの影響が出ているという。CMC テレコムは「AAG以外の予備ケーブルを使っているため、影響は10%にとどまっている」と発表している。
AAG海底ケーブルは2009年11月に開業。米国からハワイを経由して、東南アジア各国のインターネット網をつないでおり、長さは2万キロメトールに及ぶ。
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VNLオリジナル 2013年9月01日