2014 年 ベトナムのICT関連ニューストップ10

ベトナムICT(情報通信技術)プレスクラブに所属する50人のジャーナリストと関係各省関係者らがこのほど、昨年を振り返り、「2014年 ベトナムICT 10大ニュース」を選出した=写真。

フラッピーバードの世界的流行

ネットゲーム「フラッピーバード」が全世界で大流行した。製作者はベトナム人ゲームクリエーター、グエン・ハ―・ドン氏。米国の経済誌に「インターネット億万長者」と評されるなど、一躍有名になった。

VCC社 ハッカー攻撃を受ける
Vn Economy 、Dan Triなどのオンライン新聞を発行するVCC社が10月、ハッカー攻撃を受け、一時、10以上のサイトの閉鎖を余儀なくされた。被害金額は200-300億ドンとみられる。

モビフォン、VNPTから分離独立
ベトナム郵便通信グループ(VNPT)傘下の携帯電話会社、モビフォンが6月、同グループから分離し、情報通信省の直轄経営となった。グループの株式会社化に向けた再編と注目された。

韓国のサムスン、ベトナム最大の外国投資企業に
タイグエン省は、サムスン・エレクトロニクス・ベトナム・タイグエン(SEVT)の携帯電話製造工場設置を認可。総投資総額は112億ドルの見込みで、サムスンをベトナム最大の外国投資企業に押し上げた。

政治局、ICT導入積極活用を決議
政治局は7月、ベトナムの持続可能な開発を世界水準まで高めるための様々な分野でのICT活用の積極活用を目指す決議を発行した。2030年までのICT開発の方向性を示す。

「Haivl.com」 当局がサイト閉鎖 
ベトナムで最もアクセス数の多いホームページの一つだった人気の風刺サイト「Haivl.com 」が10月に閉鎖された。情報通信省が内容を不適切と判断、運営会社Vietnam APPVL Technology のライセンスを取り消した。

Viet Hong社、スマホ向けにスパイウェア・アプリの容疑
スマートホン向けアプリとして、スパイウェアを提供していたとして、Viet Hong社がハノイ市当局と警察のハイテク捜査本部に摘発された。同社は9億ドンもの不正利益を得ていた。

国家機関、ICTアウトソーシングの活用へ
市場競争力をつけ、ICTを活用した住民サービス提供を充実させるため、国の機関のICT外部委託が可能になった。グエンタンズン首相が、ICT適用に関する全国委員会で承認した。

ウ―バータクシー、ベトナム上陸

スマートフォン・アプリによる配車サービス「ウーバー」が、ベトナムに上陸し、タクシー業界が揺れた。市民の人気は高く、法律を順守した運営を運輸省などとともに模索している。

AAG海底ケーブル、たびたび切断
東南アジアと米本土を結ぶ「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」海底ケーブルがたびたび切断され、ベトナムのインターネット利用者を直撃した。