東京都、ハノイで観光PR 魅力や外国人客の優遇策をアピール

東京都はこのほど、ベトナムのハノイでメディアや観光業界関係者向けに、観光プロモーションを実施した。セミナーで観光名所を紹介したほか、関連業界の企業マッチングも展開した。

あいさつした東京都の産業労働局山本隆・産業労働局長は、ベトナムと日本の友好協力関係をはじめ、両国の市民の関係を高く評価し、「両国の友好関係をさらに発展、促進させてほしい」と期待を示した。また、この数年間、東京都はベトナムにおいて観光プロモーションを連続して開催していることや、日本への入国ビザ取得の手続きも簡略化していることなど、観光客誘致の絶好の機会になっていることを挙げて日本観光をアピールした。

局長によると、両国は2005年に旅行観光協力の共同声明を作成し、日本ベトナム観光協力委員会を設立した。最近、両国間の旅行者はどんどん増えている。2013年には8万5000のベトナム人が日本を訪れた、それが2014年には15万4000人にまで増加した。また、ベトナムを訪れた日本人も2014年には64万7000人にのぼった。

セミナーでは、東京都を代表する旅行会社、ホテル、航空会社などを紹介。さらに、東京都をはじめ日本各地への旅行、国の特徴や四季の美しさ、東京タワーなどの東京にある観光地、ショッピングセンター、食事や桜の花見などについても詳細を紹介した。

続いて、日本が現在、外国人観光客向けの入国の優遇条件を設けて旅行者の負担を軽減していることも説明。旅行会社を通して日本行きの観光ビザが簡単に取得できるようになったことや、外国人観光客の買い物を対象とした免税措置などについてもアピールした。

その後は、メディアとの会見が行われたほか、ベトナムの旅行会社50社と日本の旅行会社17社が出席して、東京の観光PRやビジネスマッチングが繰り広げられた。