低賃金労働者のテト帰省を援助  各地で無料バス運行

ハノイ市は15日、市周辺の工業団地の労働者向けに、テト帰省のための無料バスを運行させた。

ハノイ市が無料の交通手段を提供するのは昨年に続き2度目。タンロン、クアンミン、ノイバイなど同市郊外の工業団地で働く低賃金労働者を対象に行われた。交通費を肩代わりすることで、地方から働きに来ている労働者らがベトナムで最も重要な祝祭であるテトを、家族と過ごせるよう配慮した。

15日には第一陣の4300人余りが故郷への途についた。無料の帰省バスは16日にも、17台が7カ所に向けて出発した。

同様に、東南部のビンズォン省も、無料バスの運行を実施した。1772人の労働者がこの恩恵を受けて、故郷に帰ったという。この費用は、同省労働組合が負担した。

同省労働連盟の議長によれば、これ以外にも地元企業106社からの資金供出があったおかげで、20000人以上の労働者らの帰省の交通費がまかなえたという。