5000基超のコンテナ、ベトナムの港湾に放置=ハイフォンに集中

 3日のベトナムネットなどによると、ベトナムの港湾には現在、5450基のコンテナが長く放置されており、このうちの1000基以上は2006年ごろから放置されたままとなっている。

 これらの放置コンテナは5000基以上がハイフォン港に集中しており、残りはクアンニン港に52基、ダナン港に99基、ホーチミン港に177基などとなっている。コンテナの中身は主に中古のタイヤやゴム、衣類、電気機器、家電のほか廃材や冷凍食品で、「一時輸入・再輸出」方式で輸入されたものが多くを占めている。
 「一時輸入・再輸出」に関する規定はこの2年で改善が進んだ。しかし、中国が国境税関での輸入品検査を厳格化したために中国への再輸出が難しくなった。また、荷受人が商品の受け取りを拒否するようになったことから、放置される商品が急増した。(時事)