ベトナムのテレビ放送、2020年までに完全デジタル化

情報通信省電波周波数局(Authority of Radio Frequency Management=略称:ARFM)は、ベトナムのテレビ放送が、2020年までに国土全域でデジタル放送へと移行することを明らかにした。

ホーチミン市でこのほど開かれたデジタル化会議で明らかにした。同局によると、2015年中には国内の主要5都市でDVB-T2/MPEG-4.技術によるデジタル化の準備が整う。さらに16年には、26省(県)へと拡大し、2020年にはすべての省でのデジタル化が達成されるとしている。

デジタル放送への移行に伴い情報通信省では、貧困層のテレビ受信機の買い替えによる負担を軽減するため、1兆7100億ドンを補助するなど、さまざまな支援を打ち出すことを明らかにしている。

国際テレコミニュケーション組合のフランソワ・ランシー氏は、「(完全デジタル化には)多くの困難が伴うが、すでにダナン市では成功している」とし、ベトナムのデジタル放送移行を支援していきたい、と語った。