ベトナム製ワクチン、WHOの基準適合と認定 輸出拡大に期待

ベトナム保健省のチュオン・クォック・クオン医薬品管理局長はこのほど、ベトナム製ワクチンの製造管理システムが、世界保健機関(WHO)から安全性の国際基準に適合するとの認定を受けたことを明らかにした。

保健省などが6月22日、ハノイで記念式典を開催した。クオン局長は「認定を受けたことで、ベトナム製ワクチンの品質が安心安全であると証明された。今後、ベトナムのワクチン輸出やワクチン製造産業発展につながる」との期待を示した。

WHOの専門家グループらが今年4月、監督官庁や関連施設などの査定を実施。ベトナムのワクチン製造やワクチン管理の実態が、WHOの定める国際基準に適合すると判断された。

WHOのワクチン製造基準をクリアしたワクチン製造国は、ベトナムで39番目。ベトナムは今後20-30年かけて、ワクチンの製造・輸出で世界をリードする国になると期待されている。