ベトナムの2大学、QSが選ぶアジアのトップ300校入り

イギリスに本部を置く大学評価機関、「クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds=QS)」が公表した「世界の大学評価リスト」のアジア編で、ベトナムからハノイ国家大学とベトナム国家大学ホーチミン市校の2大学が、アジアのトップ300校入りを果たした。

写真㊤=ベトナム国家大学ホーチミン市校での卒業式
ベトナムの2大学の順位は、ハノイ国家大学が191-200位、ベトナム国家大学ホーチミン市校が201-250位に入った。

2015年の大学評価表のアジアランキングには、中国が74大学と最も多くランクインした。日本が68大学、韓国が45大学でこれに続く。台湾は28大学、マレーシアは21大学、インドからは17大学がそれぞれランク入りした。

アジアの大学トップ10は、1位から順に、シンガポール国立大学、香港大学、韓国科学技術院(KAIST)、南洋(ナンヤン)理工大学(シンガポール)、香港科技大学、香港中文大学、北京大学、ソウル国家大学、香港城市大学と浦項工科大学校(韓国)。

日本の大学では、東京大学が12位、大阪大学が13位、京都大学が14位だった。

アジアのトップ300に大学名があがったその他の国はタイ(11大学)、パキスタン(11大学)、インドネシア(7大学)。シンガポールとベトナムとバングラデシュはトップ300に3校が入り、スリランカ、ブルネイ、マカオはそれぞれ1大学がランクインした。

QSでは2009年から、それぞれの大学の特色や挑戦していることなどさまざまな基準を反映させて地域別の大学トップ300を選定し、公表している。