豪雨に見舞われたクアンニン省、石炭産業の被害、甚大に

7月末から続く豪雨で、大きな被害を受けたクアンニン省では5日も激しい雨が降った。同省のハロン、カンファー、クァ・オンなどの地区では復旧作業も一部、開始されているが、石炭産業は大きな被害を受けている。

同省の主要産業の一つである石炭産業の豪雨による被害と採掘など生産活動の中止による金銭的な被害は非常に大きいと予想されている。

ベトナム石炭・鉱物工業グループの統計によると、石炭産業の被害額は7月31日までで1兆ドンを超えると予想され、石炭の生産(採掘)量は約50万トン減少するとみられている。

施設などの被害状況や今後の天候、さらに復旧作業の状況などにより、石炭に関する被害額や生産量の減少はさらに増える可能性がある。

 

豪雨で大きな被害を受けた石炭の採掘施設=クアンニン省

 

操業再開に向けて復旧作業が行われている