9月2日の建国記念日を祝って、スーパーマーケットや小売店、家電品店では大規模な割引セールが始まり、大勢の買い物客でにぎわっている。

スーパーチェーンのビッグC（Big C）は、全国31店舗で7日まで、生鮮品から食料品、飲料、衣料品、日用品、コスメ商品など計1200種の商品を5～49％値引きするセールを行っている。

今年は27日が、国民的祝日である中秋節に当たるため、お祭りムードは今月いっぱい続きそうだ。ビッグＣでは月餅やランタン、お茶といった中秋節に欠かせない縁起ものなど200種類以上の商品を対象としたセールも行っている。

一方、ロッテマートでも14日まで、衣料品や食料品などを30～49％値引き。「食肉フェスティバル」も開催している。

スーパーチェーンのコープマート（Co.opmart）やコープエキストラ（Co.opXtra）も、「ベトナム製品の誇り」と題し、数千種におよぶ高品質なベトナム製品と数百種のオーガニックな農産物を20日まで、最大50％値引きする。

コープのボ・ホアン・アン・マーケティングディレクターは、「年間で最大のこの催しには、820万㌦（約9億9000万円）の予算をかけている」と話す。

チェン・ホア（Thien Hoa）、チョ・ロン（Cho Lon）といった家電品店もテレビやカメラ、スマートフォンなどのセールを実施。

ベトナム国内のスーパーや小売店の売り場は、今月いっぱい、買い物客の姿であふれかえることになりそうだ。