ハノイ市の運輸局はこのほど、ラッシュアワーの混雑緩和のため、市中心部の工事現場付近のバスの本数を減らした。

ハ・フイ・クアン運輸局長によると、グエン・トライ通りでは、5分間隔だった02、22系統のバスを7分間隔に、8分間隔の21、27、39系統を10分間隔に本数を減らした。

グエン・トライ─ハドン間は都市部でも非常に交通量の多い道路で、10のバスルートがあり、ピーク時には1時間当たり9500人の乗客を運んでいる。今回の適正化措置では、このルートのバスの25%の本数を削減した。

05、16A、16B、27、 34、 35、49はサンチュイ(Xuan Thuy)、カウジェイ(Giay)通りなどを避ける代替ルートを通るようにした。

これらの措置によって、朝夕のラッシュアワー時のバスはそれぞれ24便が減らされたことになる。

「バスの本数削減とルートの変更は住民生活に影響が出るものの、交通混雑の解消のためにやむをえない」とハノイ都市交通管理センターのグエン・ホン・ハイ所長は説明する。これらの措置は工事の終了まで続けられる。

地方運輸部では、年末の道路混雑解消のため、傷んだ道路と歩道の修理を進めることに注力していくという。

また、建設現場での工事区域や工事時間の違反については厳しく取り締まっていくとしている。