この冬最大の記録的寒波 ベトナム北部を直撃

この冬最大となる記録的大寒波が1月22日以降、ベトナム北部を直撃した。首都ハノイ市では、日中の気温が10度を下回る事態となり、一部の幼稚園や小中学校では臨時の休校措置がとられた。

写真㊤=記録的な冷え込みとなったハノイ市(1月25日朝)
国立気象予報センターによると、先週末から今週初めにかけてベトナムを寒気が襲い、気温がぐんぐん低下。1月25日にハノイ市内では日中の気温が摂氏6~10度と、山間部並みの寒さとなった。25日朝の最低気温は5度で、ベトナム国内でも30年ぶりの記録的な寒さとなった。

北部山岳地帯では23日から26日にかけて零度以下まで冷え込み、霜と降雪による被害などが警戒された。

22日夜以降、北東からの強い季節風なども影響し、トンキン湾(バクボ湾)から中南部の沿岸部、ホアンサ(西沙=パラセル諸島)やチュオンサ(南沙=スプラトリー)諸島にかけての海では荒れ模様となった。

寒気は暴風雨とともに中南部まで南下し、24日にはホーチミン市内が17~18度となった。