ハノイで「2016年 日本さくら祭り」 多彩な企画で日本アピール

日本とベトナム間の文化交流を繰り広げる「2016年さくら祭り」が4月16日~17日、ハノイのタンロン城で行われた。今年で10回目となるイベントで、さまざまな企画で日本の魅力をアピールした。

写真㊤=事前の会見で披露されたよさこいパフォーマンス
主催する日越文化交流協会のブ・カック・リエン会長は、4日に行われた事前の記者会見で「若者向けの楽しいプログラムを企画した」と説明。日本の踊りなどを披露してPRした効果があり、2日間の祭りの会場は、おおぜいの市民でにぎわった。

今年は、イベントに合わせて日本から八重桜などの枝が約300本運ばれ、訪れたハノイ市民らが桜の花見を楽しんだ。

また、日本からよさこいパフォーマンスの集団やオーケストラなどがステージに立った。イベントには、茶道や書道の専門家など計約80人が日本から参加。特に、和太鼓パフォーマンスは、日本風の雰囲気で注目を集めた。

茶道や書道など、ベトナムの人々に日本の文化を体験してもらうコーナーのほか、日本留学ブースも設けられ、留学情報などが紹介された。


桜祭りは、桜を楽しむ人々でにぎわった

一方で、会場に設けられた約60店の飲食ブースでは、たこ焼きやお好み焼き、焼きそばなどの日本食が提供された。中には3万ドンという安い価格で、和牛が賞味できる店もあり、味覚を通じても日本をアピールした。