「ベトナム民族の文化日」 各地で華やかなイベント開催

ベトナムのさまざまな民族の文化の豊かさを紹介する「ベトナム民族文化の日」(4月19日)に合わせて、各地でイベントが開かれた。ハノイ民族観光文化村でのイベントには、チャン・ダイ・クアン国家主席やグエン・ゴック・ティン文化スポーツ観光相らも出席した。

イベントは、2008年に制定された「ベトナム民族文化の日」を祝うもので、今年はさらに、ホー・チ・ミン元国家主席が南部の各少数民族へ手紙を送った日から70年も記念している。


スピーチをするチャン・ダイ・クアン国家主席

式典では、チャン・ダイ・クアン国家主席がスピーチ。「ベトナムの数千年の歴史と戦争の時代に培われ、ベトナム人の魂、勇気、勇敢さを象徴する有形無形の文化の保存は、現代化や新しい文化価値の創設とともに、ベトナムの政府や人民の義務だ。今後も、ベトナムのさまざまな民族が文化活動を行い、それぞれの文化を保存することも、経済や観光の発展とともに大切な責務だ」などと話した。


歌や踊りでベトナムのさまざまな文化が紹介された

スピーチ後には、約300人の演者らが参加して文化ショーが繰り広げられた。舞台では54の民族のさまざまな文化が披露され、ザオ族の火踊り、エデ族の成長祭り、ザオ族の長寿の祝いなど、各民族の歌や踊りがイベントを盛り上げた。また、地方のお土産や飲食品なども紹介された。


サンチャイ族の「良いシーズンを祈る祭り」

少数民族などがそれぞれの文化を披露する活動は、各地でも行われ、国内外からの多くの観光客でにぎわった。