ベトナムの国の花であるハスの絵を集めた美術展が12日、ハノイ旧市街の文化交流センター(ハノイ市ダオ・ズイ・トウ通り50番地)で始まった。ハノイ旧市街管理委員会とハノイユネスコセンターの画家らが協力し、ホー・チ・ミン元国家主席生誕126周年と第14期国会議員選挙の歓迎行事を兼ねて企画した。

ホー・チ・ミン元国家主席とベトナム人の性格を代表するといわれるハスの美しさを称えるのが目的。画家のファン・ティ・タン・マイ氏、ダン・ディン・ゴ氏、ブイ・トン・ズ氏、ブ・トエン氏らの42点の油彩画と漆画が集められた。

展示された主な作品は「白いハス」、「村のハス湖」、「ハスの池」、「ピンク色のハス」など。いずれもハスの純粋さや優雅な美しさが表現されている。長い期間をかけ、画家の熱意によってすばらしい作品に仕上げられたものばかりだ。

画家のブ・トエン氏は「ハスは泥の近くに咲いても、泥の匂いはしない」(「泥中の蓮」の故事成語)から、ハスを主題にした絵でホー・チ・ミン元国家主席の偉大性を表現した。トエン氏によると、作品は人間関係を礼賛しており、絵の大小のハスの花はさまざまな年齢の人々をイメージしているという。

展示会は30日まで開かれる。