オバマ大統領、大衆食堂で6ドルの夕食を満喫 国際メディアが騒然!

ベトナムを訪問中のアメリカのオバマ大統領は23日、ハノイの大衆食堂で、北部名物の焼き肉を乗せたつけ麺、ブンチャーの夕食を満喫した。ハノイ市民が一報に大喜びしただけではなく、写真が交流サイト(SNS)で世界中に広がり、国際メディアも騒然となった。

写真㊤=ハノイの大衆食堂で夕食をとるオバマ米大統領の写真。ホワイトハウスがインスタグラムで紹介し、全世界に広まった
米国のニューヨーク・デイリー紙によると、オバマ大統領はこの夜、アメリカの作家兼シェフでテレビ番組司会者でもあるアンソニー・マイケル・ボーディンさんとともに、ハノイ市内の「フォンリエン」という店で、ブンチャーとビールの夕食をとった。

ボーディンさんはこの様子を、ツイッターやインスタグラムなどのSNSで紹介。「オバマ大統領の夕食代は6ドル。勘定は私が支払った。大統領はお箸の使い方もばっちり」などと書いて発信した。

デイリー紙は「米国大統領は、議会の承認なしに、海外で政府当局者や個人からのいかなる贈答品も受け取ることを禁止されている。だが一般的に、アメリカ国民からの見返りを求めない限り、価格が20ドル以下の贈り物であれば容認されている」と、ユーモアたっぷりにオバマ大統領の庶民的な一面を報じた。

ワシントン・ポストによると、ホワイトハウス担当者らは、大統領と一緒にブンチャー店に入ることを許されなかったが、食事後、ホワイトハウスが公式に大統領の夕食風景の写真を公表した。写真は交流サイトなどで拡散され、公式インスタグラムはまたたく間に40000回の「いいね」を受け、コメントも1000件を越えた。

オバマ大統領が店から出ると、多くのハノイ市民が歓声をあげて歓迎。大統領は彼らと握手をしてから、リムジン車に乗り込んだという。

CNNは「シェフとの夕食は、ベトナムに対する武器禁輸の全面解除など、多くの議題が発表された後、オバマ大統領にとって束の間のリラックスタイムだったようだ」と報じた。

ホワイトハウス関係者によると、ボーディンさんが撮影したオバマ大統領のブンチャーの夕食の様子は、CNN社の番組「Parts Unknown」で、近く放送されるという。