ハノイ市内からノイバイ国際空港の間を往復する旅行客専用のバスが運行されている。広々とした車内には荷物を置くスペースが確保され、Wi-fiも使える。また、外国人とコミュ二ケーションできるように英語が話せるスタッフをそろえるなど、五つ星ホテル並みのサービスを提供する。
専用バスの運行が始まったのは先月。この86番バスはハノイ駅が始発で、ノイバイ国際空港がターミナルとなる。空港を利用する乗客が快適に利用できるよう、特徴的な車両を使い、さまざまな便利な工夫が盛り込まれている。
バスのガラス窓に描かれているのは、ハノイの観光名所、門文廟をデザイン化したハノイ市のシンボルマーク。車内の通路は、大きい荷物を持ちながら移動しやすいよう広めに設計されている。
バス内はきれいで、広々としている。座席25席のほか、手すりもたくさんあり、最大80人まで乗車できる。
大きな荷物などを置く専用の場所が設けられており、ひもで固定できる。
車内にはゴミ箱も。
身体障害者が車椅子で乗車できるスペースもある。
また、車内では無料のWi-fiが使えるので、利用者は約50分の移動中、インターネットなどを見ることができて便利だ。
運転手と乗客の席は、ガラスで隔ててある。
バスのスタッフは制服姿。外国人の乗客とも話ができるよう、英語が得意な人材をそろえた。
バスは、おおよそ25分ごとに1本運行する。荷物が多いため、一回あたりの乗車人数が多くなり過ぎないよう計算されているのだという。
一回の乗車券は3万ドンである。始発がハノイ駅午前5時10分発、最終は22時30分発。ノイバイ空港第2ターミナルから市内向けは、始発が午前6時半、終車が23時30分となる。それぞれのバス停では、乗客用の待機エリア、電気掲示板、音声案内などがある。
バスの走行ルートは次のとおり:ハノイ駅▽チャンフンダオ通り▽ザトゥン▽リ・トゥン・キエット▽ハンバイ▽ホアンキエム湖▽チャン・グエン・ハン▽チャン・クァン・カイ▽ロンビエン▽イエンフー▽ギタム▽アウコー▽ニャッタン橋▽ボー・グエン・ザップ通り▽ターミナル1(国内向け)▽ボー・グエン・ザップ通り▽ターミナル2(国際線)。
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VNLオリジナル 2013年9月01日