ハノイにがん治療の拠点を 日本の代表団が要望

ハノイ市にがん患者のための拠点整備を要望する日本の医療施設の代表団と、ハノイ人民委員会のグエン・ダック・チュン委員長が、同市でこのほど会談した

写真㊤=ハノイ人民委員会のグエン・ダック・チュン委員長と会談した日本の代表団 (Photo: VOV)
代表団を率いるNPO法人、日本国際がん患者支援センターの堀田健治代表は、「日本と最先端技術を共有するがん治療センターの整備に、関係者とともに期待している」と語った。

今後、ホアンキエム地区のベトナムがん機構の入るK病院に活動拠点が設置される見込み。日本は現地の医師をサポートする専門家を送る。また、ベトナムの医療関係者が日本で留学するのをサポートする。

チュン委員長は、活動拠点が早急に運用を開始できるようにするため、あらゆる障害を排除していく、と語った。また、セント・ポール病院のために、胃腸など消化器系のがんの早期発見技術の移転を要望した。ベトナムでは消化器系と肺のがん患者の割合が高く、K病院は常に患者で満員となっている。