ホーチミン市の農業農村開発局のまとめによると、今年6月までの観賞魚の輸出量は前年同月比13%増の740万匹、輸出高は同32%の増の700万㌦(約7億円)を記録した。

写真㊤=観賞魚の輸出高が増加、成長産業として期待されている(写真はイメージ )
輸出されているのは、主に熱帯魚のネオンフィッシュ、熱帯性淡水魚のシャムトウギョ、錦鯉などで、米国や欧州、アジアなど世界47カ国に輸出される。最大の市場は欧州で、全体の60~70%を占めている。

観賞魚の生産は同市の8、9、12区とゴーバップ、クチなどにも広がっている。市は、観賞魚の生産向上計画のもと、増産と品質向上を目指し、飼育環境の向上や病気の予防に力を入れている。

ホーチミン市では2020年までに、年間の輸出量で4000万~5000万トン、輸出高5000万ドル(約50億円)を目指している。こうした観賞魚に加え、同市では、4307頭のクロコダイルも販売している。